中に入った瞬間、主役をほかへ分ける気がないとわかる場所があります。長崎ペンギン水族館はそういう場所です。ペンギンを真ん中に置き、空気まで彼らのために少し道を空けているように感じます。ここで有名なのは、世界でも珍しいペンギン専門に近い水族館であることに加えて、同じ館内で本当に 9 種のペンギンを見られることです。キングペンギンの落ち着き、ジェンツーペンギンの敏捷さ、ヒゲペンギンのすっきりした線、イワトビペンギンの負けん気の強そうな表情、そしてコガタペンギンの、サイズが小さくなるだけで急に現実感が薄くなるかわいさ。それらを同じ日に見ると、記憶に深く残ります。
ここは回りやすいです。テーマが集中しているからです。歩いているうちに、もともと何を見たかったのか忘れてしまうことがありません。むしろ、いろいろなペンギンの間で焦点が何度も切り替わります。温帯ゾーンと亜南極ゾーンでは空気がかなり違い、移動するたびにページをめくるようです。普段は大型の総合水族館でペンギンを見ることが多い人ほど、ここでは観察の密度がまったく違うと感じるはずです。立ち方や視線の向きまで面白くなってきます。

実用情報もわかりやすいです。公式では現在、多くの場合 09:00 から 17:00 開館。入館料は一般 800 円、小中高生 400 円、幼児は無料です。交通は、長崎駅前交通広場から長崎県営バスの網場行き、または春日車庫前行き方面に乗り、館の案内に従って歩いて入館します。車なら長崎芒塚 IC から約 5 分、長崎多良見 IC から約 15 分。長崎が初めての人にとって、いちばん寄りやすい大通り沿いの観光地ではありません。でも旅の中で見どころになりやすい一駅です。
時間を少し長めに取れるなら、撮り終えてすぐ出るのはもったいないです。長崎のこの館のペンギンは、見続けるほど層が分かれてきます。どの種がいつも少し高いところに立つのか、どの種がすぐ水へ飛び込むのか、どの種は動かないのに空間全体を静かにしてしまうのか。そうやって少しずつ親しくなる感じは、短い半日のうちに新しい友人が増える感覚に近いです。
日本や世界のペンギン観察先を整理しているなら、長崎はペンギンを見られる場所のまとめと一緒に読むと位置づけがわかります。温帯系の背景なら、アフリカペンギンも補助になります。
訪れたとき
長崎を訪れた日は天気がちょうどよく、入館前は、館まるごとペンギンだとすぐ見終わってしまうのではないかと少し思っていました。ところが入った瞬間、もう戻れなくなりました。

9 種のペンギンが同じ空間にいると、目がずっと動きます。キングペンギンは泰然としていて、コガタペンギンは小さすぎて少し現実味がなく、ジェンツーペンギンが水に入る速さには驚きました。亜南極ペンギンプールの側面ガラスのところで、たぶん二十分くらい立って、泳ぎ回る姿を見ていました。



館内にはガラスが低いエリアがあり、ペンギンとほとんど向かい合えます。そこでしゃがんでいると、イワトビペンギンが一羽そのまま近づいてきて、こちらをじっと見ました。かなり態度のある表情でした。

現地でペンギンの泳ぎを見ると、水の中でどれほど自由なのかが本当にわかります。陸上でのゆらゆらした歩き方は、水に入った瞬間に全部入れ替わって、曲がれる魚のようになります。
亜南極ペンギンプール(水深 4m、200t)の側面ガラスから、空を飛ぶように泳ぐ姿を見られます。この動画はとくに好きな角度で、一羽が横から急に画面へ飛び込んできます。

Penchan 說
ペンギン好きが九州で一か所だけ選ぶなら、たぶん長崎に一票入れます。ここには回り道も、気をそらすものもありません。館全体がかなり真剣に、ペンギンは単独できちんと見られる価値がある、と伝えているからです。
よくある質問
長崎ペンギン水族館では本当に 9 種を見られますか?
本文では同じ館内で 9 種のペンギンを見られると繰り返し述べ、キング、コガタ、ジェンツーなどを例に挙げています。
亜南極ペンギンプールの見どころは?
本文では水深 4m、200t の亜南極ペンギンプールを側面ガラスから見られ、泳ぐ姿が飛ぶように見えるとしています。
長崎ペンギン水族館の料金とアクセスは?
本文では一般 800 円、小中高生 400 円。長崎駅前交通広場から長崎県営バスに乗り、館の案内に従って歩く方法を挙げています。