行ったあとで、「ペンギンを見る」という期待値が少し調整される場所があります。アドベンチャーワールドはその一つです。和歌山県白浜にあり、大都市からは少し時間がかかります。でもその移動には意味があります。ここでは 8 種のペンギンを飼育していて、その中にはコウテイペンギンも含まれます。しかも、南極以外でコウテイペンギンの繁殖記録がとくに良い施設のひとつなんです。
この一点だけでも、見逃すのは難しいです。コウテイペンギンはペンギン科でいちばん大きく、そこに立っているだけで、ほかの種とはまったく違う気配があります。時間の流れをあまり気にしていないような、落ち着いた存在感です。隣のキングペンギンも小さくはありません。首元の金色がよく目立ち、同じ場面で比べると、視覚情報がかなり豊かになります。さらに進むと、ヒゲペンギンの黒い細線が頬から頭へ回り、誰かに顎ひものついたヘルメットをかぶせられたみたいです。アデリーペンギンは目の周りの白い輪で、いつも少し驚いているように見えます。イワトビペンギンは黄色い冠羽を立てていて、それが派手に見えるかどうかなんて気にしていません。コガタペンギンはペンギンの中でも最小クラスで、大きな仲間のそばに立つと、サイズ差が少し非現実的に見えます。
施設の規模は大きく、ペンギンだけではありません。アドベンチャーワールド全体にはほかの動物もいて、フンボルトペンギンやジェンツーペンギンも別のエリアで見られます。ペンギンエリアに集中して回るだけでも、半日は自然に過ぎていきます。開園時間は通常 10:00 から 17:00、入園料は大人 5,300 円。交通は JR 白浜駅からバスで約 10 分です。
ここへ行くなら、ペンギンの展示時間やイベント情報は先に確認しておくのがよいです。現地には早めに並ぶ必要がある体験もあるので、着いてから気づいて逃すのは少し惜しいです。
大型テーマ施設と野外観察を比べるなら、オーストラリアのペンギン観察もよい対照です。Phillip Island のコガタペンギン夜帰りは、アドベンチャーワールドとはまったく違うリズムです。
訪れたとき
アドベンチャーワールドへ向かった日は、白浜駅からバスに乗りました。車窓の外は緑が多く、この移動は本当にそこまでの価値があるのかな、と少し考えていました。ペンギンエリアに入って五分ほどで、その疑問は消えました。

コウテイペンギンはそこに立っていました。思っていたより背が高く、首のオレンジ色が照明の下ではっきり見えます。特別に動いているわけではなく、ただ立っているだけです。それでも、その重みのようなものに目がずっと引き寄せられました。隣のキングペンギンは少し小さく、動きは多めです。歩いたり、二羽がときどき寄り添ってまた離れたりしていました。
ヒゲペンギンの線は、かなり長く眺めてしまいました。首を回すと、その弧がきれいに続いていて、最初からそう設計された模様みたいです。アデリーペンギンは向こうで歩いていて、表情が妙に真剣で、遊んでいるようにはまったく見えません。イワトビペンギンはさらに面白く、あの冠羽はどの角度から見ても個性が強いです。
午後のほとんどをペンギンエリアの近くで回っていました。帰る頃になって、8 種すべてを一応見られたと気づいたのですが、それでもどの種も、もう少し見ていたい気持ちが残りました。
Penchan 說
日本でペンギンを見る場所を一つだけ選ぶなら、アドベンチャーワールドと言います。8 種が同じ場にいることは、ほかではほとんど再現できません。しかもコウテイペンギンという主役は、一度現地で見てしまうと、写真だけではなかなか満たされなくなるんですよ。
よくある質問
アドベンチャーワールドのペンギン展示はなぜ特別ですか?
本文では 8 種のペンギンを飼育し、その中にコウテイペンギンも含まれることを大きな特徴として挙げています。
コウテイペンギンとキングペンギンを同じ日に見られますか?
本文ではコウテイペンギンとキングペンギンを同じ場面で比べ、体格や首元の色の違いに触れています。
アドベンチャーワールドの料金とアクセスは?
本文では通常 10:00-17:00、入園料は大人 5,300 円、JR 白浜駅からバスで約 10 分としています。