元の出典: Science News
この研究のタイトルは、最初に見ると少しふざけているように感じます。
でも中身は、かなり真面目です。科学者たちは、アデリーペンギンのコロニー周辺のフンが大量のアンモニアを出すことを見つけました。その濃度は、一時的に背景値の1000倍に達していました。
このアンモニアはエアロゾル粒子の形成を助け、低い雲が生まれることを促す可能性があります。ペンギンの排泄物も、南極上空の天気づくりに静かに関わっているのかもしれません。
ふだんペンギンのフンと聞くと、思い浮かぶのは匂いや色、そして衛星画像でも目立つピンク色の跡くらいかもしれません。
ところがそれが、地面から雲、放射収支、局地的な海氷の融ける速さにまでつながっていく。少し荒唐無稽に聞こえます。
けれどデータは、たしかにその方向を指しています。南極はもともと、すべてがつながって動くシステムのような場所です。地上を歩くペンギン、海に浮かぶ海氷、空に育つ雲。それらが線で結ばれているなら、フンに出番があるのも自然です。ペンギン本人たちが、ただの背景で終わるはずはないですよね。
よくある質問
ペンギンのフンはどうやって南極の雲形成を助ける可能性がありますか?
記事では、アデリーペンギンのコロニー周辺のフンがアンモニアを出し、それがエアロゾル粒子の形成を助けて低い雲を促す可能性があると説明しています。
アデリーペンギンのコロニー周辺のアンモニア濃度はどれくらいでしたか?
記事では、その濃度が一時的に背景値の1000倍に達していたとしています。